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パラグライダーの事故率

公開日: : 未分類

良く聞かれる質問が、「パラグライダーは危険なのか?」ということでしょう。

Webで調べると、「そんなに危険では無い」ということが良く書かれています。 だけど一般の人には、「なんとなく危ない」というイメージが浸透しているのが現状ではないでしょうか?

私の入っている生命保険には、ハンググライダーの特約事項がありますが、パラグライダーについては特約事項がありません。 これを考えると、保険会社としては特に危険なスポーツと認定していないようです。

本当にそうなんだろうか。。。?

25年間パラグライダーをやってきた経験:

  • 亡くなった知人 → 3人
  • 私の目の前で救急搬送された友人 → 3人

これ以外に、「○○さんが入院した」という話を、かなり耳にするように思います。 とにかく友人の数が限られているので、統計的に意味のある数字ではないのですが、印象として事故が多い、のが実情ではないでしょうか?

論理のすり替え

パラグライダーの安全性に関して議論すると、次のような回答が返ってくることがあります:

100%安全な乗り物は存在しない。

道を歩いていても、自転車に乗っていても、事故を起こせば死亡することがある。

もちろん上の回答に誤りはありませんが、論旨がすり替えられていて、パラグライダーの安全性について回答になっていません。 このような説明で納得しないようにしましょう。

安全性を確保するには?

安全性のマージンをとることに全力を尽くすしかありません。

  • 気象条件のマージン
    • 少しでも風があれそうなときは、飛ばない決断をする
  • フライトエリアのマージン
    • 危険なエリアでは飛ばない、知らないところに飛んでいかない
  • グライダーのマージン 
    • 少しでも安全性能の高い(飛ばない)グライダーに乗る
  • 道具のマージン
    • 少しでも安全性の高いハーネス、靴を使う
  • 体調のマージン
    • 二日酔いや具合の悪い日は飛ばない

教科書のようなことを書き連ねたのですが、実際には時間と交通費を払ってようやくエリアにたどり着いたわけで、無理して飛んでしまうことが自分でもよくあります。 実践するのは必ずしも簡単ではないですね。

 

 

 

 

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