15年間乗り続けたレガシィ・ランカスター(BH9)を下取りに出して、スバル・レヴォーグを買いました。 以下はそのインプレッションです。 (Eyesight Ver3のインプレッションは別ページに書きました。)
レボーグ vs レガシィ (BH9) 仕様比較
レガシィにもいろいろありますが、私が乗っていたランカスター(BH9)は2500ccのエンジンを搭載したモデルでした。 エンジン出力はレボーグと全く同じ170馬力です。 サンルーフを含めると重さも殆ど同じで、さらに大きさも数センチしか違いません。
レガシィ ランカスター
- 車両重量 1490Kg + タンデムサンルーフ装備
- 排気量 2500cc、 170PS (ハイオクガソリン)
- 全長x全幅 4720 x 1745 mm
レヴォーグ 1.6GT EyeSight
- 車両重量 1530Kg
- 排気量 1600cc、170PS (レギュラーガソリン)
- 全長x全幅 4690 x 1780 mm
私にとっては、15年前のレガシィが再登場したようなイメージです。 さて15年間の進歩はいかがなモノでしょうか?
レボーグ vs レガシィ ランカスター パワー比較
レボーグに乗り換えて衝撃的だったのが、「圧倒的にパワフル」なことです。
レガシィランカスターは、2500ccエンジンを搭載していたので低回転から力が出ました。 急な登り坂でもグイグイと登っていくのが売りの車でした。
同じ馬力で、同じ重さのレボーグですが、こっちはもっと力強いです。 交差点で止まっていて、スタートした直後は1600cc相当の加速でトロイですが、直ぐにターボが作動して、ギューンと一気に加速していきます。 高速道でフル加速してみましたが、3人乗車でもシートに押しつけられる感じが続いてスピードに乗ります。
昔(25年以上前)に日産のターボ車に乗っていたことがありましたが、そのときはターボの急加速特性が扱いづらくて苦労しました。 レボーグでは、低速からターボが効くので、扱いづらさはありません。 強いて書くとすれば、住宅地をゆっくりと(~20Km時ぐらい)でジワーと走るのは、慣れるまでギクシャクします。。。アクセルをちょっと踏んだただけで、グインと速度が上がってしまうターボの癖が、低速走行のときに少しあります。
上に書いたことは、事前評判どおりと思います。 1600ccですがパワーは充分です、この車。
レボーグ vs レガシィ ランカスター 乗り心地比較
コーナリングや高速道路での安定性は、圧倒的にレボーグの方が良いです。 さすがに15年乗ったレガシィは、比較対象にすらなりません。
舗装状態が良くない場所では、 柔らかいサスペンションと16インチタイヤを履いたレガシィ・ランカスターの方が楽でした。 レボーグはサスペンションが堅くて、マンホールの上を通過するときにポンポン跳ねてしまうような印象があります。 (路面の振動を拾うのは、タイヤが薄くなった最近の車に一般的な傾向と思います。 )
レボーグの静粛性
走行中、エンジン音は殆ど聞こえません。 ただ荒れた路面をスピードをあげて走ると、「ゴー」というロードノイズがかなり聞こえます。タイヤの原因があるのかもしれませんが、路面状態によってはうるさく感じることもあります。
レボーグ vs レガシィ ランカスター 燃費比較
レガシィランカスターの燃費は、10年間のデータをこちらにまとめました。 私の乗り方だと、自宅周辺(市街地)で7~8Km/Lぐらい、高速道路を使って遠出すると10Km/L ぐらいが実力だったと思います。
レボーグの燃費は、自宅周辺で9.5Km/L ぐらいが表示されています。 ただし自宅周辺は交差点だらけで、100m間隔でストップ・スタートを繰り返すような状況です。
スピードに乗って走り続けると、表示は猛烈に良くなります。 自宅のある横浜から、群馬県草津町まで往復約500Kmを家族3人で旅行したときのトータル燃費は15.2Km/Lでした。 500Kmのうち300Kmは高速道路(東名-圏央-関越自動車道)で、高速走行中の平均燃費は16Km/Lぐらいだったと思います。 草津町は標高1000mの高地にあり、ここへ登るとき燃費が悪化して、草津に到着したときの平均燃費は15Km/Lでした。
標高の高いところへ駆け上がるときは、ターボが効きっぱなしになります。 終始パワフルに山道を駆け上がったのですが、水温計もぐんぐん上昇しました。 普段は90度ぐらいだった水温計の表示が、山を登り切って草津に着いたときは107度まで上昇していました。 レボーグのボンネットに開いている大きな穴は、格好だけでなくて実用的な意味もあるようです。
レボーグに搭載されている Eyesight Ver3 の使い心地は、こちらのページにまとめて書きました。