終わってしまう写真保存サービス Snapfish

Snapfishは、HPがやっていたクラウド写真保存サービスでした。。。過去形になっているのは、2013年6月10日で終了してしまうのです。

写真データしか受け付けないのですが、容量無制限無料だったのです。

容量無制限&無料、と聞くと夢のようなサービスに聞こえますが、クラウドに預けた写真を取り返すには、1枚12円+送料で紙に印刷して貰う、というのが原則でした。 1年間に1回以上、この写真印刷サービスを利用することが義務づけられていました。 規約では、サービス利用が1年間無いとアップロードした写真が消されてしまう、というように説明されていたのです。

  • Sanpfish規約の一部
アクティブ会員としての参加とは、365日の期間に最低1回本サービスを利用して、フィルムを送付したり、フォト商品(焼き増し、引き伸ばしなど)を購入したりすることをいいます。。。中略。。。。本サービスにおいてお客様がアップロードし、利用可能にしたすべての情報、通信内容、掲載情報、アルバム、画像ファイル、創造的資料、写真、リンク、コメントなどのコンテンツを削除、破棄することができます。

私は2年間以上、写真を預けたままにしていて、一度も印刷サービスを使いませんでした。でも実際には、預けた写真は消されませんでした。

アップロード速度測定

平日の朝6時(ネットの空いている時間帯)に、jpeg写真30枚(総容量92MB)のアップロードしてみました。 ストップウォッチで計ったアップロード時間は3分20秒だったので、転送レートは460KB/秒になります。  (ちなみにこのとき、BNRで計ったネット転送速度は56Mbpsでした。)

他のサービスと比較しても、遜色ない転送レートです。 (スピード比較は、こちら

その他のサービス

写真印刷は、LサイズからA2サイズのポスターに対応していました。 それだけではありません、アップロードした写真を様々なグッズに印刷して送ってくれるサービスだったのです。 下のリストをあらためて眺めてみると、素晴らしい商品展開です。

  • Snapfishで写真印刷できたGoods
壁掛けカレンダー、 カレンダー、ポスター、 キーホルダー、 キャンバスプリント、 クッション、 携帯ストラップ、 シールプリント、 卓上カレンダー、 タペストリー、 Tシャツ、 トートバッグ、 ノート フォトブック、 フォトボックス、 デジカメプリント ポスター、 マウスパッド、 マジックマグカップ、 マグカップ、 マグネット、 野球ボール
image1
マグカップやカレンダーもネットで注文できた

 

値段もリーゾナブルで、例えばTシャツやマグカップは2100円で印刷してくれました。

image2

クラウドに写真預けても、このように勝手に終わってしまうことがあります。やっぱり貴重なデータはHDDに入れて持っていないと安心できない、ようです。

そこで提案

私は印刷サービスを一度も使わなかったのですが、いよいよ終わってしまうとなると残念に思えてきました。

Snapfishはスマホからのアップロードを想定した作りにはなっていなかったと思います。 今度はスマホやタブレットに徹底的に最適化した新サービスはどうでしょう? スマホで撮った写真をワンタップでアップロードできて、スマホの操作でTシャツ、マグカップやカレンダーが作れたら、とっても魅力的なサービスだと思います。  どこかの会社で、また始めてくれないかなぁ~