父が亡くなって1年以上になりました。
銀行口座やクレジットカードの解約、入院していた病院や葬儀社への支払いなどはすぐに終わりました。 古家の売却がようやくめどがつき、亡き父にかかわる事務手続きがすべて終わろうとしていたとき、クレジットカード会社から連絡がありました。
「お父さんのインターネットサービス利用料を支払ってください」
え?
クレジットカードは父が亡くなってすぐ(1年前)に解約したのです。 なんで今頃請求が来るのだろう??? 疑問符で頭が一杯になったのですが、調べてみたら次の状況であることが解りました、
請求されたインターネットサービス(LogmeIn)は、父が元気だったころに使っていたリモートアクセスのサービスです。 このサービス、1年間単位の契約になっていて、解約しなければ毎年自動更新されるのです。 クレジットカードは解約したけど、このインターネットサービスに解約通知をしていませんでした。 カードを解約すれば、そのカードで支払っていたサービスも自動的に解約になる、と思い込んでいたのです。
このサービス、前払いすることになっているので、これから一年間のサービスに対する前払い分が請求されたのです。 全く使いもしない契約を1年分も前払いするつもりはなく、カード会社の人と電話で話したのですが、「既に立て替えて払ったので、支払ってほしい」とのことです。 カードの引き落としに使っていた父の銀行口座も解約済みなので、銀行振り込みで支払いました。
支払ったあとで考えて、やっぱり納得がいかないように思います。 1年も前に解約済みのクレジットカード会社が、どうして翌年分のサービス料を勝手に立て替え払いしてしまうのでしょうか? なんか変だな~ クレジットカードって、こういうモノなんですかね?
幸いなことに、父がカードで支払っていたのはこのサービス一件だけでした。
私は沢山の支払いをクレジットカード払いにしていますので、もしも私が、例えば交通事故で死亡した場合を想像すると大変そうです。 妻はカードを解約するでしょうが、ネットサービスの多くはそのまま残って、ある日突然、妻に請求が飛んでいくことになります。
今まで便利だと思っていたクレジットカードの自動支払いですが、すこし慎重にならないといけない、ということを学んだのでした。